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「健康保険・厚生年金被保険者報酬月額算定基礎届」とは、その年の７月１日現在において使用する健康保険・厚生年金の被保険者の標準報酬月額を決定するための届出書となります。

「標準報酬月額」とは、報酬月額をもとに決定されるもので、健康保険は５０等級、厚生年金は３２等級に分類されています。たとえば、報酬月額が83,000円～93,000円の場合は、健康保険・厚生年金の標準報酬月額は98,000円となります。

この標準報酬月額は健康保険の保険給付である傷病手当金・出産手当金、厚生年金保険給付の計算の基礎となるものです。

「算定基礎届」における標準報酬月額の算定方法は、原則として４月、５月、６月に実際に支払われた報酬額を３で割り、その額を標準報酬月額表にあてはめて決定されることとなります。ここで注意したいのは、４月末日締切り、５月１０日支給という場合に実際には４月分の給料となりますが、社会保険’健康保険・厚生年金）では５月の報酬となるということです。

「健康保険・厚生年金被保険者標準報酬月額算定基礎届」は毎年７月１日～７月１０日までに年金事務所、健康保険組合等に提出することとなっています。