【2020年度】代表コラム
「働き方改革」や「年金・介護保険制度」などの社会保険制度をわかりやくお届けします
介護施設の実地指導
2020-07-17
介護施設におかれましては、そろそろ実地指導を受ける時期ではないかと思います。すでに実地指導を受けられた施設もあるかもしれません。
私も特別養護老人ホームの生活相談員・ケアマネジャーとして長年、指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)と短期入所生活介護事業所の実地指導を受けてきました。
私の感覚として、実地指導を恐れている方が多いような気がしますが、介護報酬の解釈(指定基準編)、介護報酬の解釈(単位数表編)に沿って、施設運営・サービス提供を行っていれば、恐れる必要はないと思っています。
実地指導はあくまでも「指導」なので、わからない部分はこちらから尋ねればいいのです。私は自分から先に担当者に尋ねていました。
最近のサービス提供に係る実地指導については、特に身体拘束についての対応と認知症のご利用者への対応、感染症にについての対応、災害発生時の対応などが重視されているのではないでしょうか。
介護給付費明細書については、ふだんから自主点検をして誤った請求を見つけたときは、自ら過誤処理をしておくことが大切だと思います。
あくまでも、実地指導のために仕事をしているのではなく、ふだんの仕事の延長に実地指導があると考え、わからないことは自分から担当者に尋ねればよい思います。
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社労士事務所オフイスマツムラ
社会保険労務士・ケアマネジャー
松村 貴之