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【2020年度】代表コラム

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予備校時代

2020-10-05
遠い昔の話になりますが、私は、1年間、福岡で大学浪人生活を送りました。通称「親不孝通り」(当時はこの表記でしたね)にある予備校です。ズバリ水城学園ですね。「親不孝通り」という名称は、この通りに2つの予備校があって。浪人生(親不孝者)が通るから、このように名付けられたと聞いています。
少なくとも、ぼくはその名の通り、親不孝です。

私が通った水城学園は、今はリハビリテーションの学校になっているようですね。隣にあった九州英数学館も日本語学校かなにかに変わっていると聞きました。私は大橋にあった寮に入寮しましたが、この大橋寮がとても古くて、部屋はベッドと机しか入らないという狭さで、初めて部屋を見たときはビックリしましたよ。

予備校時代は、ほぼ勉強に明け暮れました。毎朝、決まった時間の電車に乗り、西鉄大橋駅から西鉄福岡駅まで行って、そこからは徒歩で予備校の行き、帰りも決まった時間の電車で寮に帰り、すぐに夕食と入浴を済ませて、午前0時に消灯となるので、それまで急いで勉強していました。寮の近くに公園があって週末になると子供たちの声が聞こえていたことを覚えています。

浪人生活の途中、ストレスと疲れからか、しばらく血尿が続きましたね。病院に行く時間がもったいなかったので、ほったらかしにしておいたら治りましたけどね。当たり前のことですけど、浪人中はとにかく勉強しましたね。友人もたくさんできましたけど、とにかく勉強しました。私の第1志望校は、福岡市内の某私立校でした。たしか、2月に受験した記憶があります。この学校の合格発表は、直接掲示板を見に行きました。このときに、受験番号を縦から見るのか横から見るのかを間違えてしまい、一度は番号がなく落胆したのですが、よく見ると、自分の番号があったのです。うれしかったですねー。この大学に入るために、勉強したんですからね。こうして、私の1年間の予備校生活は終わったのですが、いざ、大学に行ってみると、何も楽しくないのです。楽しくない原因にはすぐ気付きましたよ。それは、大学に行って何を勉強して、どういうふうになりたいかということではなく、この大学に合格することが目標だったからです。私は経済学部だったのですが、経済学を学んで、たとえば銀行マン・商社マンになるとか、公務員になるとか、そういった明確な目標がなかったのです。よって、当然のように大学にはほとんど行っていません。講義を受けてもまったくおもしろくないのです。こうして、私は3年次に退学しました。いわゆる中退というやつです。この後の出来事は省略しますが、いま、もういちど、浪人生活に戻ることができるのなら法学部に入って司法試験に挑戦すると思います。ぼくが高校生の当時(昭和63年)は、どのような職業があって、その職業に就くにはどのようにすればよいのかということをほとんど知らなかったのです。まー、これは単なる言い訳に過ぎず、すべては自分が悪いんですけどね。ですが、この予備校時代は自分にとって貴重な体験でした。勉強するクセがついたからです。ここまで読んでいただければわかる方はわかるのですが、「じゃ、社労士はどうやって受験したの?」ということになります。私は行政書士試験の合格により社会保険労務士の受験資格を得ました。ただし、これも結果論なのです。私は平成25年の行政書士試験に合格したのですが、それでも自分の人生に満足することができず、それを解消したいために他の資格を調べたのです。そこで社会保険労務士という資格を見つけました。社労士の受験資格は原則として大学・短大卒が受験の要件なのですが、行政書士試験合格者も受験資格があったのです。社会保険労務士の仕事内容をみてみたところ、やりがいを感じる仕事だと思い、受験を決め、4回目の受験で合格したことは以前にも書いたとおりです。もうこれ以上、他の国家試験を受験することはありません。社会保険労務士の仕事にやりがいを感じているからです。
それでも、やっぱり大学を中退したことのだらしない気持ちは今でも根深く心に残っています。
ぼくが、社労士試験合格を諦めなかった最大の要因は、大学を中退したことです。もう途中でやめることをしたくなかったのです。
 
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社会保険労務士 松村 貴之




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