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【2020年度】代表コラム

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地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)について

2021-01-20
重要
霜がおりていて、空気がすごく冷たいです。
今日は「地域雇用開発助成金」(地域雇用開発コース)について書いてみます。「地域雇用開発助成金」とは、雇用の機会が特に不足している地域の事業主が、事業所の設置・整備(事業所の新設・増設・機械・車両などの購入)を行い、併せてその地域に居住する求職者を雇い入れる場合に、設置整備費用および対象労働者の増加数に応じて助成されるものです。上記の「雇用の機会が特に不足している地域」とは、「同意雇用開発促進地域」「過疎等雇用改善地域」「特定有人国境離島等地域」に分類されています。
主な受給要件は以下のとおりとなります。
①同意雇用開発促進地域、過疎等雇用改善地域または特定有人国境離島等地域内の事業所における施設・設備および地域に居住する求職者等の雇い入れに関する計画書を労働局へ提出すること。
②事業の用に供する施設や設備を計画期間内(最長18ケ月間)に設置・整備すること。助成対象となる設置・整備費用は1点あたり20万円以上で合計額が300万円以上である場合に限られています。
③地域に居住する求職者等を計画期間内に、常時雇用する雇用保険の被保険者として、ハローワーク等の紹介により3人(創業の場合は2人)以上、雇い入れること。
④設置・整備事業所における完了日時点での雇用保険被保険者数が、計画日の前日における数に比べ3人(創業の場合は2人)以上増加していること。となっており、①~④のすべての要件を満たす必要があることとなっています。
①~④のすべての要件を満たすことは、なかなかたいへんですよね。支給額は以下のとおりで、1つの例のみ書いてみます。
(例)設置・設備費用が「300万円以上1000万円未満」で労働者の増加人数が3人(創業の場合は2人)~4人で48万円、生産性の向上が認められれば60万円、5人~9人増加して76万円、生産性の向上が認められれば96万円、10人~19人の増加で143万円、生産性の向上が認められれば180万円、20人以上の増加で285万円、生産性の向上が認められれば360万円となっています。
この助成金は介護事業所の開設にも活用できるので、介護事業所の開設をお考えの方がいらっしゃれば検討されてみてはいかがでしょうか。
地域が限定されてはいますが、地域における雇用の機会が増え、地域に貢献することができます。

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