【2020年度】代表コラム
「働き方改革」や「年金・介護保険制度」などの社会保険制度をわかりやくお届けします
父と母の日々
2020-05-13
日々弱っていく父を見て、母はよく泣いていたそうです。
泣く母を見て、父は「泣くな泣くな」と言ったそうです。
父は、進行性核上性麻痺のため、口から食事をすることができなくなっても、「何か食べたい」という思いはあったようです。
父は「おんみたいな病気になったら、なんも食べられんとぞ」といって、私と母で「ごっそば食べれよ」と言ったそうです。
父の10万円の給付金も「それでなんか買えよ」と母に言ったそうです。
進行性核上性麻痺という病気を患って以降、精神的にも、身体的にも苦しかったはずですが、やさしい思いをもった父でした。
私の給付金と父の給付金は、父のために使います。
おやじ、無事にお父さん・お母さんと会えたか?
母親がそっちに行くまでは、お父さん、お母さんとゆっくり過ごしとけよ。
松村貴之