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それはパワハラ?
2022-05-28
チェック重要
いわゆる「パワハラ防止法」は、2022年4月1日より中小企業にも義務付けられています。
厚生労働省が示している指針によると、パワハラにあたる事例とパワハラにあたらない事例を以下のように紹介しています。
(パワハラにあたる事例)
・上司が業務を行ううえで必要な範囲を超えて、長時間にわたって激しく叱ることを繰り返す。
・同僚が見ている前で、大声で威圧的に叱ることを繰り返す。
・指示に従わない社員を仕事から外し、長期間にわたって自宅研修を命じる。
・新卒社員に必要な研修を行わずに難しい目標を与え、達成できないことを厳しく叱る。
・リーダーだった社員を退職させようと、誰でもできる業務にあたらせる。
(パワハラにあたらない事例)
・遅刻などのルール違反を繰り返し、何度注意しても直らない社員を強めに注意すること。
・社員を成長させるために、現状よりも少し高いレベルの仕事にあたらせる。
・社員を配慮する目的で、社員の家族状況などプライベートなことを質問」する。
以上が、「パワハラにあたる事例」「パワハラにあたらない事例」ですが、それでは、この指針に示されている「パワハラにあたらない事例」だから、これはパワハラじゃないのかといえば、そうとも限らないと思います。受け手側の受けとり方によってはパワハラになりえますし、逆もしかりだと思います。
要するに、その言動がパワハラになるのかならないのかは、もともとの信頼関係によるのだというふうに思います。
良好な信頼関係を築くには、ふだんからの良好なコミュニケーションが欠かせないのではないでしょうか。