【2021年度】代表コラム
役立つ情報を発信しています。
長時間労働の原因
2021-08-31
チェック重要
8月最後の投稿となります。
今月もお付き合いいただき、ありがとうございました。
8月最後の投稿は、「長時間労働の原因」について。
経済産業省の2016年の調査によると、長時間労働の原因に対する意識として最も多かった回答は「管理職の意識・マネジメント不足」が44,2%、つぎに「人手不足による業務過多」が41.7%、「従業員の取組不足」が31.6%となっています。
また、厚生労働省の過労死に関する調査(2015年)によると、所定外労働時間が必要となる理由として最も多かった回答が「顧客からの不規則な要望に対応する必要があるため」で44.5%で、つぎに「業務量が多いため」で43,3%、「仕事の繁閑の差が大きいため」が39,6%となっています。
あるアンケート結果によれば、若い世代の正社員の転職希望理由に「労働時間・休日・休暇の条件がよい会社に転職したい」とあることからも、「残業時間を減らすこと」というのは、若い正社員にとっては会社を選ぶにあたって大切な要素になっているといえます。
上記のとおり、「管理職の意識・マネジメント」しだいで、ある程度は長時間労働を是正できるのではないかと思いますし、人手不足の現状で、より人が集まる会社としていくには長時間労働の是正は必要不可欠なものではないかと思います。
なかには、「残業手当が減って困る」という方もいらっしゃるとは思いますが、その部分は、労働時間が減少して利益が上がったもので基本給をupするなどの対応もできるのでがないかと思うのですが。
いずれにしても、「働き方改革」の目的は、長時間労働を減らして、労働生産性を上げることにあります。
当事務所ではオンラインによる全国対応を行っています。就業規則の作成・改定、賃金規程などの規程集の作成・改定、労務管理、労働に関する相談、働き方改革に関すること、社会保険の手続、助成金の申請、介護職員処遇改善加算・介護職員等特定処遇改善」加算に関するご相談など、なんでも、ささいなことでも承っております。
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社労士事務所オフイスマツムラ
社会保険労務士 松村 貴之