【2021年度】代表コラム
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厚生労働大臣 介護職の賃金引き上げについて「しっかり検討していく」
2021-10-08
チェック重要
介護職の賃金を引き上げることは、岸田総理が自民党総裁選挙にあたって、公約として掲げていたものです。
介護職の賃金改善は、現在、介護職員処遇改善加算・介護職員等特定処遇改善加算で行われており、この部分でしか賃金改善にはつながりません。
令和３年４月１日に介護報酬が改定されて基本報酬も引き上げられましたが、これをもって賃金改善するというのは不可能なのです。
介護職員処遇改善加算・介護職員等特定処遇改善加算の原資は国庫と消費税増税分です。要するに税金によって賄われているのです。なので、介護職の賃金を引き上げるには、加算率を上げるしか方法はないのです。私はそう思っています。そうすると、税金の分配比率を上げるしかないということになります。
岸田総理はすべての政策について「スピード感をもって対応する」と述べていますが、上記のとおり、介護報酬は改定されたばかりです。令和元年１０月に介護職員等処遇改善加算が創設されましたが、このときに「給料が月８万円上がる」ということだけが先行しました。
介護職の賃金を引き上げるにあたっては現場が混乱しないような対応をお願いしたいと思います。
当事務所は、私が長年、特別養護老人ホームに社会福祉の専門職資格である社会福祉士と介護保険制度の要であるケアマネジャー資格を有して仕事をしていることから、「介護事業に強い事務所」としていますが、もちろん、中小企業様からの労務管理、働き方改革などについてのご相談・ご依頼も承っております。
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