【2021年度】代表コラム
役立つ情報を発信しています。
傷病手当金の見直し
2021-11-09
チェック重要
傷病手当金は健康保険法の保険給付で、業務外の負傷・疾病などによって仕事をすることができなくなった場合に申請により、仕事をすることができなくなった日が継続して3日間(待期期間)あって、4日目から最大で1年6ケ月間支給される保険給付です。
支給額はざっくりですが、給与の3分の2程度となります。
この傷病手当金は令和4年1月より見直されます。
現行の傷病手当金は、業務外の負傷・疾病などが治癒して職場復帰して再び同じ負傷、疾病によって仕事をすることができなくなった場合、支給期間の最大1年6ケ月間に職場復帰した期間、つまり、傷病手当金の不支給期間が含まれることとなっています。
令和4年1月の見直しは、この不支給期間分を延長して傷病手当金を受給することができるようになります。
傷病手当金は業務外の負傷・疾病などによって仕事をすることができないときの大切な所得保障となります。
「改正されたことを知らなかった」では社員さんが不利益を被ることになりますので、改正内容は適切に漏れなく把握するようにしてください。