【2021年度】代表コラム
役立つ情報を発信しています。
雇用保険マルチジョブホルダー制度①
2021-11-10
チェック重要
（６５歳以上で２つ以上の会社で働いておられる方へ）
「雇用保険マルチジョブホルダー制度」が令和４年１月より新設されます。
「雇用保険マルチジョブホルダー制度」とは、複数の会社で勤務する６５歳以上の方が,複数の会社のうちの２つの会社での勤務時間を合計して、以下の要件を満たす場合に雇用保険の被保険者となることができる制度のことをいいます。
雇用保険の被保険者となることができるための要件
１．複数の事業所に雇用される６５歳以上の方であること
２．複数の事業所のうち、２つの事業所の労働時間を合計して１週間の所定労働時間が２０時間以上であること。ただし、１つの事業所における１週間の所定労働時間が５時間以上２０時間未満であること。
３．２つの事業所のそれぞれの雇用見込みが３１日以上であること。
となっており、雇用保険の被保険者となるには、会社ではなく本人が住所または居所を管轄するハローワークに申出をしなければならないこととなっており、申出を行った日から特例的に雇用保険の被保険者となることができます。
このように雇用保険の被保険者となることによって、失業した場合は一定の要件を満たすことで「高年齢求職者給付金」を受給することができます。
現代社会は少子高齢社会であり、６５歳以上で働いておられる方は多くいらっしゃると思います。上記の要件に該当する場合は雇用保険の被保険者となる手続きをされてください。
当事務所ではオンラインによる全国対応を行っています。
お気軽にご連絡ください。
