【2021年度】代表コラム
役立つ情報を発信しています。
雇用保険マルチジョブホルダー制度②
2021-11-11
チェック重要
(事業主のみなさまへ)
雇用保険マルチジョブホルダー制度における事業主が果たすべき役割は以下のようになっています。
まず、「雇用保険マルチジョブホルダー制度」にもとづいて雇用保険の被保険者となるには従業員さん本人がハローワークへ申出ることが必要であることは「雇用保険マルチジョブホルダー制度①」で書いたとおりですが、従業員さんがハローワークに申出るにあたり、申出の手続きのために必要な証明を求められた場合は速やかに対応することが求められ、この協力が得られない場合は、ハローワークから事業主に対して確認を行うこととなっています。
雇用保険料については、雇用保険被保険者(マルチ高年齢被保険者)の資格を取得した日から納付義務が発生することとなっており、従業員さんがマルチジョブホルダー制度にもとづいて、雇用保険の被保険者となることの申出を行ったことを理由として、解雇や雇止め、労働条件の不利益変更など、従業員さんにとって不利益な取扱いを行うことは禁止されていますので、ご注意ください。
「雇用保険マルチジョブホルダー制度」は令和4年1月1日より施行されます。
雇用保険の被保険者となるための申出は従業員さん自身が行いますが、事業主のみなさまにおかれましては適切なご協力をお願いいたします。
すっかり寒くなりました。新型コロナウイルス感染者数は落ち着いていますが、体調を崩されないようにお過ごしくださいませ。