【2021年度】代表コラム
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「就職氷河期世代活躍支援」①
2021-12-08
チェック重要
「就職氷河期世代」という言葉はお聞きになられたことはあると思います。「就職氷河期世代」＝「失われた２０年」ですかね。
「就職氷河期世代」とは、概ね３５歳以上５５歳未満の世代を指すとされています。この部分は今年の社労士試験に出題されていたようです。「就職氷河期世代」にあたる方々のなかには希望する就職ができずに不安定な仕事に就いている、職業に就いていない状態にあるなど、さまざまな課題に直面している方がおられることから、厚生労働省として事業主に対する助成金やハローワークでの新しいサービスを用意しています。
助成金
１．トライアル雇用助成金（一般トライアルコース）
→安定的な就職が困難な求職者を原則３ケ月、試行雇用する場合、月額４万円が事業主に対して助成されます。この助成金の対象となるのは ①２年以内に２回以上離職または転職をしている者 ②離職している期間が１年超の者 ③育児等で離職し安定した職業に就いていない期間が１年超の者などとなっています。
２．特定求職者雇用開発助成金（就職氷河期世代安定雇用実現コース）
→正社員の経験がない方や正社員経験が少ない方を正社員として雇い入れる場合に事業主に対して対象労働者1人あたり６０万円（中小企業の場合）助成されます。
対象となるのは ①３５歳以上５５歳未満の者 ②安定した雇用を希望している者 などです。
３．人材開発支援助成金（特別育成訓練コース）
→非正規雇用労働者を正規雇用労働者に転換することを目的として雇用型訓練を実施する場合に事業主に対し経費の実費、賃金助成として７６０円などが助成されます。
４．キャリアアップ助成金（正社員化コース）
→会社内の非正規雇用労働者を正規雇用労働者等に転換等させた場合に事業主に対し以下の金額が助成されます。
・有期雇用労働者を正規雇用労働者に転換した場合：５７万円
・有期雇用労働者を無期雇用労働者に転換した場合：２８，５万円 などとなっています。
事業主の皆さま方におかれましては、これらの助成金をご活用いただき、「就職氷河期世代」の方々の積極的な採用・人材育成を図っていただければと思います。
私はいま５１歳です。年齢的にいえば「就職氷河期世代」に該当していますが、運よく安定した職業に就くことができました。世代的にみると「安定した職業に就けなかった」方々がいらっしゃることを考えると、いまの仕事を一生懸命がんばらないといけないと思っています。
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