【2021年度】代表コラム
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年金の受給開始の時期
2022-01-02
チェック重要
みなさま、お正月休みはいかがお過ごしでしょうか。私は日常と特に変わりなく過ごしています。
何度か書いていますが、年金の受給開始の時期について書いてみますので、どうぞ、最後までお付き合いください。
年金の受給開始時期は原則として６５歳からですが、早く受給すること（繰り上げ受給）も遅く受給すること（繰り下げ受給）もできます。
繰り上げて受給する場合は６０歳から受給することができますが、この場合は６５歳から受給する額と比べて月に0.5％減額されます。
つまり、５年（６０月）早く受給することとなるので６０月×0.5%＝３０％減となります。
一方、繰り下げて受給する場合は７０歳まで繰り下げることができ、繰り下げて受給した場合は６５歳から受給するよりも月に0.7％増額されます。つまり、６０月×0.7％＝４２％増額となります。
この繰り上げ、繰り下げ受給については令和４年４月１日より改正されます。繰り下げ受給は７５歳まで繰り下げることができるようになります。増額率の0.7％に変わりはなく１２０月×0.7％＝８４％増額となりますが、現状において７０歳まで繰り下げて受給されている方は数%に過ぎません。
繰り上げ受給については減額率が0.5%から0.4%となり、６０月×0.4%＝２４%減額となりますが、繰り上げ受給はあまりオススメできません。なぜかというと、たとえば６０歳から繰り上げて受給した場合、６５歳に達しても減額されたままとなり、その他にも様々な弊害があるからです。また、老齢基礎年金と老齢厚生年金を受給できる場合には両方の年金を同時に繰り上げて受給しなければなりません。繰り下げ受給の場合は老齢基礎年金、老齢厚生年金のどちらかを繰り下げることができます。
年金は６５歳からの受給が原則ですが、それぞれの事情、ライフスタイルに応じて受給開始時期を検討されてみてください。
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